ビオチンの上手な摂り方

サプリメントなどを活用し、上手にビオチンを摂取しましょう。

ビオチンの摂取量

ビオチンの1日あたりの摂取目安量は、成人で45μg必要となっています。
(日本人の食事制限摂取基準2005年版より) 摂取上限量について記載がなく、一般的に過剰症は無いと言われています。

念のために、ビオチンの過剰症に関しての文献を確認しました。

「10,000μg/日のビオチン」と「300mg/日」のパントテン酸」2ヶ月間の併用で、好酸球増加症の胸膜噴門滲出が認められた。
※上記のように、極めて過剰(目安量の220倍)に摂取しない限り問題はなさそうです。

ビオチンが摂取できる食品

レバー、いわし、大豆、とうもろこし等からビオチンは摂取できます。
なお、ビオチンは大変水に溶けやすいビタミンなので、調理法によっては栄養素を失ってしまう可能性があります。
また、ビオチンの基礎でも記載しましたが、生の卵白はビオチンの吸収を阻害しますので、注意が必要です。

効率よくビオチン摂る

殆どの栄養素は単独では十分に働く事が出来ず、様々な栄養素と一緒になって初めて力を発揮します。
特にビオチンは、他のビタミンB郡が無いと上手く機能しません。
ビタミンB郡は下記の8種類がありますので、しっかりとビオチンを摂取した方は、下記の物も意識して摂取しましょう。
また、参考までに、ビタミンB郡の効能を記載しましたのでご参照下さい。

  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • ナイアシン
  • パントテン酸
  • ビタミンB6
  • ビオチン
  • 葉酸
  • ビタミンB12
  •       

    サプリメントでビオチンを上手に摂取する

    基本的には、食事から必要な栄養素を摂取すべきですが、偏食気味の方や、より積極的に栄養素を摂取したい方には、サプリメントでの摂取が現実的でしょう。
    サプリメントによっては、ビオチンを含むビタミンB郡を全て摂取できるので、効率よくビオチンが体で働いてくれます。
    さらに、最近ではタイムリリース加工がされたサプリメントも販売されているので、より効率よくビオチンが体内で働いています。

           

    タイムリリース加工とは

    水に溶けやすいビタミンB群などは、せっかくサプリメントで摂取しても、短時間で排出されるものです。
    そこで、ビタミンをミクロのカプセルで包み、6~8時間程度かけてゆっくりと溶け出させるように加工することで、、ビタミンを長く体内に留める事ができ、効率よくサプリメントが摂れます。

       

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